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Syrup16g
ジャンル: CD レーベル: UNIVERSAL SIGMA(P)(M) メーカー: UNIVERSAL SIGMA(P)(M) ディスク枚数: 1 出版社: UNIVERSAL SIGMA(P)(M) 発売日: 2008-01-30 時間: 58 スタジオ: UNIVERSAL SIGMA(P)(M) この商品を買った人はこんな商品も買っています
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この商品の関連ブログ レビュー カスタマーレビュー 漂白された「終わり」 「最期の最高傑作」というコピーに嘘偽りの無い、珠玉の12曲からなる素晴らしいラスト・アルバム。過剰なまでにエモーショナルに歌われる“ニセモノ”“さくら”“途中の行方”。穏やかに、漂白されるかのように歌われる“君をなくしたのは”“ラファータ”。3年以上の歳月を経てリリースされたアルバムの中で、中毒性そのままに、五十嵐隆のソングライティングや歌声は、ここにきてさらなる成熟を迎えていた。 なのに、「どうして解散するんだよ」と惜しむ気持ちには不思議とならなかった。いいラスト・アルバムってそういうものなのかもしれないけど、それはやはり、「終わり」を強く意識して作られたアルバムだからだ。どんなにヘヴィな音になっていようと、歌詞に辛辣な言葉が並べられていようと、本当に終わってしまうとなると、どこか達観した境地から音が鳴らされているというか、成熟の果てにある「軽さ」のようなものに満たされてしまう。 意外な早さで「犬が吠える」として動き出した五十嵐。ライヴを観た限りでは、その音楽性や世界観に大きな変化があるとは思えない。彼は「終わり」を漂白して、また新たな「終わり」に身をやつしていくのではないだろうか。 冷静に 発売からだいぶ経ってからのレビューです。解散という悲しみも薄れ、感傷的にならず冷静に一つの作品として聴けるようになったと思います。初期のCOPY、coup'd Etat、delayed等は特に、昔からそこに存在していたかのような、必然性すら感じられる美しいメロディーが在りました。が、このアルバムではそれがほとんどの曲で感じられません。頭で考えて“作った”メロディーという感じがします。正直いつも聴く曲が決まっています。五十嵐さんの今までにない優しい歌詞に感動はするんですが、syrupの他の作品の内容の濃さと比べるとどうしても☆一つ減です。 翌日 あの今にも崩れ落ちてしまいそうな危うさが好きだった。 脆さの中にも強さがあって、歪なのにとても綺麗な曲たちが好きだった。 解散を知って、新譜が手に届いて、武道館で彼らの最後を見届けた。 あの日までの日々とあの日からの日々。 何かが変わってしまったような気もするし、何も変わってないような気もする。 当たり前のように日々を繋ぐけれど、翌日の行方は未だ見えてこない。 あの日、彼らが見た翌日はどんなものだったんだろうか。 今、私の手元には彼らの楽曲だけが残っている。 ただ、彼らが最後に放ったアルバムにはいまだ馴染めていない。 それはsyrup16gが解散して3ヶ月経つというのに、まだその事実を受け入れようとしない未練がましい証拠だ。 向き合えないでいるんだ。 最初で最後だったシロップのライブ。 精一杯、一瞬一瞬を噛みしめながら演奏してくれた彼らをあの場に居たにもかかわらず、ちゃんと見ることができなかった。 彼らの楽曲たちと歩んできた日々が重すぎたからなのか。 解散を知って数か月経った今、改めて聞いてみる。 真っ暗闇で聞こえる声や音はやっぱり何も変わってなかった。 曲たちは何も変わらないまま、ずっと傍にいてくれている。 syrup16gの全てがそこにある。 震える手で押した再生ボタン。 眠れない夜はシロップを聞こう。 翌日に怯えながら、それでも心の奥底では翌日に期待しながら。 絶望を歌うバンドと思われがちだ でも違う。これまでのシロップは絶望のやり過ごし方を私に教えてくれ、時には彼が彼であるが故にどんな応援ソングよりもリアルに見える希望を鳴らした。 ラストアルバムは攻撃性も皮肉も絶望もそっと裏側に引き、私が受けた印象はとにかく『やさしい』。 そしていままでのどのアルバムとも違う、どこにも引っ掛からずスッと流れて行くような感覚がある。 悪く言うなら、『まとまりすぎている』。 らしくない。 でも、 繰り越し繰り越し聴いて感じたのだ。 このやさしさの中に、 ほんとうの絶望を。 手のつくしようがなく開き直ったあきらめを。 ほんとうのところ、彼がなにを思ったのか、私達には未だわからないが、五十嵐さん、あなたをみんな待っています。 終わりなき日常は続く Syrup16gのラストアルバム。 私はこのアルバムの曲をライブやラジオの音源で半分以上聴いていましたが、音楽的には ほぼいつもどおりのSyrup16gです。 ただ、今回は最後のアルバムという事もあり、若干サウンド、歌詞の面で攻撃性が薄く、 「失った」、「捨てた」、「終わり」、「なくした」等の言葉が多用されておりかなりセンチメンタルで「お別れ」モードであることは間違いないです。 「君をなくしたのは」「ラファータ」の美しいギターサウンド、アレンジ 「来週のヒーロー」日常に埋没し、虚構のヒーロー像を自虐的に笑いながらも、そこで引き裂かれている感情はそのままで、 ゆっくりと進んでいくことしか出来ない主人公の生活感覚が痛々しいほど伝わってくる。 「君を壊すのは」3拍子のゆったりとした曲。イントロと途中の転調以外はほぼ同じ アルペジオで構成され、メロディだけ変化する。五十嵐氏の得意とする作曲技法の一つ。 ちなみに、私が以前ライブの音源で聴いたものと若干歌詞が違います。ファンの方々ならご存知ですが、よくあることです。 私は当初の歌詞の方が好きです。 ------------------------------------------------------- 私がSyrup16gを聴き始めたのは2001年前後で、COPY、クーデター辺りだったと思います。 当初、その音楽性の幅広さと妙な作曲技法、退廃的で攻撃的でメランコリックで自虐的で倦怠的で若干ユーモラスな 歌詞の世界観に戸惑いつつも、圧倒された記憶があります。 当時、彼らのような音楽性のバンドはインディ/メジャー問わず少なからずいたのですが、他のロックバンドとの決定的な違いは、 彼らがその根底で、この日本という国の中で終わりなき日常を生きる痛みを(その当時は意識的か無意識的か分からないけれども) バンドという形で音楽として表現していた事だったように思います。そこが私を含めた一般リスナーの心を捉えて離さなかったのかもしれません。 2002年頃、あるFMラジオ番組(BangOn!だったような)に五十嵐氏がゲスト出演していたとき 「メジャーのフィールドでリリースできるのであれば、表現者ってのは大げさだけれど 何らかのメッセージはリスナーに伝えていければいいと思う」というような内容の発言を してました。 あらゆる芸術と呼ばれる分野の中で、「社会的」でないものなんて無いと思うのですが、 彼らは、それをメタファーとして詩的に表現できる、素晴らしいロックバンドの一つ だったように思います。 解散は残念だけれども、それとは関係なく私たちの終わりなき日常はこれからもたいした変化も無く続いていく。 |
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