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犬は吠えるがキャラバンは進む
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EMIミュージック・ジャパン
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ジャンル: CD
レーベル: EMIミュージック・ジャパン
メーカー: EMIミュージック・ジャパン
ディスク枚数: 1
出版社: EMIミュージック・ジャパン
発売日: 1993-09-29
時間: 51
スタジオ: EMIミュージック・ジャパン
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レビュー


カスタマーレビュー

“過ぎて行く”ということ。Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5
“オザケン”なんて知らないし、全く興味がなかった。
そんな自分が、“天使達のシーン”を聞いたのは約4年前。

あるイベントの最後のSEとして使われたこの曲に心を奪われた。
歌われている内容はわからないけれど、何故か心に響く楽曲だった。

それから、この曲が収録された音源を購入するまで、時間はかからなかった。
プレーヤーから再生され、流れる楽曲を、何度も何度も、飽きても聞いた。

この曲で歌われていることは、“過ぎて行く”ということだと思う。
今が楽しい人、今が哀しい人、過ぎて欲しいと思う人、思わない人。

個人の気持ちとは別のところで、時間は勝手に過ぎて行く。
それは虚しくもあり、救いでもあり、美しくもある。

“ずっと同じなんてことはないよ”と言われているような感覚。
それが自分にとっては救いになっている。

このアルバムのタイトルは“犬は吠えるがキャラバンは進む”だ。
これはまさに“過ぎて行く”ということを表しているものだと思う。

全てのものが変わり続ける中で、過ぎて行くということだけが
変わらないもの、本質的なものであるということを教えてくれた。

自分にとって大人への入り口のような、そんなアルバムだった。
高度に音楽的なだけでなく、民謡のような普遍性を持つ何かだ。

過ぎて行くことを理解している人は、常に今を生きている。
誰にとっても、大切なのは今そしてここから先なんだと思う。

ソロデビューアルバムAverage rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5
天使たちのシーンは13分くらいある長い曲なんだけどいい曲。直接的に悲しい歌詞があるわけではないんだけど泣きそうになるんです。あと再販して!

幕あけAverage rating of 4/5Average rating of 4/5Average rating of 4/5Average rating of 4/5Average rating of 4/5
小沢健二ソロの幕開けって感じです。
LIFEほどにぎやかじゃないけど、聞いていてわくわくする音楽です。

1993Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5
フリッパーズ・ギター解散後、全く違う音楽性で第一歩を踏み出した小沢健二。サラッと聴くと地味に思えるが、よく練られた歌詞とムダのない音は、聴き込むほどに発見も多い。彼の見つめている方向と音楽に対する誠実さは、ちゃんとした聴き手には間違いなくアピールする。

思い出の中の恋人のようなアルバムAverage rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5
ずーーっと心の中に思い出として生きている、
別れてしまった恋人のようなアルバムだ。
例え今付き合っていたり結婚していたりする相手がいたとしても、
忘れられない人がいる。もう一度付き合いたいとかじゃない。
そういう人が僕にもいる。
小沢健二の『犬は吠えるがキャラバンは進む』は、
自分にとってのその人だったり、
自分のそういう感覚だったりにとても似ている。
分からないかもしれないけど、そんな感じ。

さあ、ここからちょっとまじめにレビュー。
フリッパーズギターが好きで、最初にこの作品を聴いた時には正直よく分からなかった。
だけど、何度か聴いたら
(当時はCD買うこと自体自分にとって大きな散財だったし
1枚を何度も聴いたものだった)、
それは徐々に身体に心にフィットしてきた。
気が付いた時には自分にとってとても大切な作品になっていた。
何度も何度も繰り返しその言葉にメロディに音に耳を寄せた。

まずサウンド。
傑作と言われる『LIFE』にあるようなピカピカした感じは、
この作品にはない。最低限の音数。
そして言葉。歌詞カードを読むだけでもまるで本を読んでいるような感覚。
言葉が持つ力を強く感じた。

そして歌声とメロディ。
こんなに儚くて優しくて弱くて寂しくて強い歌声とメロディは
他に感じたことはない。

『LIFE』は過剰になることでその中にある本質を突き付けてきたが、
この作品では本質を本質のままで提示しているように思える。

僕にとってとても大切な作品。



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