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できそこないの男たち (光文社新書)
ジャンル: 新書 ISBN: 4334034748 レーベル: 光文社 メーカー: 光文社 ページ数: 288 発売日: 2008-10-17 出版社: 光文社 スタジオ: 光文社 この商品を買った人はこんな商品も買っています
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この商品の注目度グラフと関連ブログ レビュー カスタマーレビュー 既知のテーマだが 女が基本形で男は女から作られる、とか、男は女よりも弱い、とか、正直かなり前から言われていることなので、そういう意味での新鮮さはない。 女からも「できそこないの男と言われてもねえ、だからっていまさら何なのよ」と言われるのがおちだろう。 でも、そもそもどういうふうにして女から男が作られるのか、というDNAレベルでの科学的なロジックを素人でも追うことが出来るようにわかりやすく記述されているので、そういう意味での知的好奇心は満たされる。 最後のエピローグで「科学はHOWは語れてもWHYは語れない」という禁を破って「射精感」と「加速覚」との関連性の指摘をするところなど、これはまあ、ちょっと詩的に冒険しすぎか、という気がしないでもないが、ご愛嬌ということで。。。 そこまで卑下しなくてもいいんじゃない。 前作までが推理小説のような構成 詩的な文体で面白かったので期待して買ったのだが…。そこまで卑下しなくていいんじゃない。ってのが第一感想で読後感はよくない。 男が持久力で女に比べ劣ってるのは、昔から言われてることなので今さら声を大にして言う事でもないし、男が遺伝子の運び屋と言うならそれもそれでいいだろう。けどねぇ〜。 養老孟司さん(だったと思う)は 男は文化を作り女は命を作るって言ったし 北野武さんは男は楽しめるパーツが沢山あるって言った。そういえば土屋賢二さんもそんな事言ってた。こういう事がこの本から伝わってこないのである。 男として生まれてきた以上、福岡さんが言うような事を気に止めていてもしょうがない。だったら男は男である理由を自分で見つけていかねばならない。だから 男はつらいヨ なのだと思う。 少々“できそこない”になってしまったかもしれません 『生物と無生物のあいだ』が本当に面白かったので、期待感一杯でしたが、 残念、本作は並みの出来という感想です。 “できそこないの男”というタイトルも興味を惹きますし、相変わらずの読ませる文章は、 さすがと思いますが・・・うーん、この物足りなさはどこからくるのでしょう。 少々、エンタテイメントに走りすぎたのか、あるいは、くどくなりすぎたのか。 福岡氏が“読ませる”ことをかなり意識して書いたように感じます。 面白く読ませようと、努力してくださったのかもしれませんが、演出過多でしょうか。 サイエンスを、素人にわかりやすく、ドラマチックに読ませてくれる方なので、 次回作にまたぜひ期待したいと思います。 ちょっと自己陶酔気味な文章には好き嫌いがあるかも 話題の著者の話題の本。 確かに、文句なしの面白さだ。 生命の基本仕様は女性であり、男性はそこから逸脱したものだという証明。 人間以外の、不思議な生物たちの話。 そして、その結論に至るまでの研究者たちの人間ドラマ。 とにかく、扱っているテーマが面白くて、ぐいぐい引き込まれてしまう一冊だ。 ただ正直言って、著者の「こだわり」の文章は、決して「読みやすい」わけではない。 たとえば、DNAを百科事典にたとえたり、ある詩に男女の関係性を託したりなど、なんとも詩的な比喩によって話が進められていく。 それはとっても文学の香りがする名文なのだが、だからといって読みやすい/わかりやすいものではなかったりするのだ。 人によってはむしろ、ちょっと鼻に付いたりするかも・・・。 単に生命科学のことを知りたいのなら、もっともっとわかりやすい本はたくさんある気がする。 でも、それなりにすらすら読めて科学知識も同時に得られるのだから、得がたい一冊ではあるかと思います。 基本的知識の整理として 高校の「生物」レベルで、自分にとってはあまり新しい知見はありませんでしたが、漠然と思っていたことを明確に整理してくれているという意味はありました。 「人間は女がモトで、男は女があとから加工されてできあがった」ということは既に、多田富雄氏が書いている、または「女は存在、男は現象」とも言っており、名言とされます。そういう意味でもこの本は「新しさ」はありません。でも、この本ではその辺を詳しく、受精から発生の過程を追うことで明瞭に描き出します。 Y染色体の中のどの部分が性差を決定し、男を作るのか、に関するゲノム研究の(競争の)歴史が振り返られます。SRY遺伝子という真犯人が見いだされる過程はなかなかにスリリングな展開です。 特に印象に残るのは、発生過程で女性器の元であるミュラー管の出口の〈割れ目〉が一旦出来た後..、なるほどー!と思いました。男に乳首があるのも頷けます。 生命は基本的に雌であり、遺伝子のミキシングによる多様性の確保をなすために、使い走りの遺伝子の運び屋として雄を作ったに過ぎない、と。無理に改造したもんだから、男は弱い(寿命が短い、病気になりやすい)のだ、というわけです。非常に説得力がある。ドーキンスの「遺伝子の乗り物」説とも符合します。 そんな男がなぜ社会的に支配権を握ったのか、に関する仮説も面白いです。使い走りで生殖だけで用済みだった男に他の使い道(食料確保など)があることに気づいた女が、そういう奉仕をさせることになったというわけですが、そこに〈余剰〉が発生し、それが蓄積され、交換価値を持ち、権力の元となったと言うのです。面白い見解です。人間は生物の一種ではあるが、それを越えた次元にまで進化した、と言えるのかも知れませんが、いやそれも含めてあくまでも生物的バリエーションだと言うべきなのかも。 |
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