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初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)
ジャンル: 文庫 ISBN: 4150756562 レーベル: 早川書房 メーカー: 早川書房 ページ数: 288 発売日: 1988-04 出版社: 早川書房 スタジオ: 早川書房 この商品を買った人はこんな商品も買っています
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レビュー カスタマーレビュー 何ともやわらかいハードボイルド 読み終わっても、「えっ、もう終わり?まだもう少し話が続いたらなぁ」と思わせる秀作です。スペンサーは、自分の息子のポールを元夫のメルに誘拐されたパティから、ポールを取り戻すように依頼される。パティも誘拐されたり、スペンサーが狙撃されたりして、スリリングな事件が次々と展開され、読者を飽きさせない。スペンサーは、メルの身辺を調べていくうちに思いもよらない事実に出くわすことになる・・・ 以前に読んだ「ガッドウルフ」や「未亡人の散歩」のスペンサーは、ひたすらクールで無口、孤独な私立探偵で、上記のような事件を小気味良く解決していくのだが、今回は、そんな事より、夫婦に相手にされずに育てられた中学生のポールを不憫に思ったスペンサーが、何とも暖かみのある教育者として(しかもスペンサーらしいマッチョでパワフルな方法でガンガン指導)ポールを一人前にする部分が、いつものスペンサーと違ってとても面白い。無気力でひ弱だったポールが輝くような好青年に生まれ変わる姿が目に浮かぶようで、涙がチョチョ切れました。 英語はもちろん平易で、読むのが遅い私でさえ1週間程で完読。実は突然のロバート・B・パーカーの訃報で、悲しんでいる暇もなく、本作を急遽読み進めたのだが、やはり、スペンサーシリーズは、気持ちを高揚させてくれるいい作品ばかりで、どこか日本人のこころに通じる部分があって、あらためて作者の偉大さに敬服しました。 全221ページ、33章、主な登場人物〜スペンサー(主人公の探偵)、ホーク(仲間)、スーザン(恋人)、パティ、ポール、メル。 少年を養育するハードボイルド 離婚した夫婦の子供の養育権をめぐる争いにもかかわらず、実際にはネグレクトされていた少年をまっとうに育てようと頑張るスペンサーといったところ。相変わらず人情味あふれるスペンサーの行動だが、もう少し儲けのことも考えないと困るのではないかと心配になってきます。 それにしても、友人Hawkの行動力には魅せられるものがあります。 不確定社会を生き抜く為の素晴しい教科書 本書のベストセリフ 「極度に断定的であるのは、 脅えているか、愚かか、 あるいはその両方なんだ。 現実は不確定だ」 スペンサーシリーズ7作目。 『カラフル』(森絵都)の元ネタだと思うのは穿ち過ぎ? でも、15歳のチビヤセ少年(救いは芸術のみ)、 犯罪会社の父親、 不倫する母親、と設定クリソツだぞw もちろん、こっちの方が深くて素晴しい! 美術ネタはボストン近代美術館とメトロポリタン美術館と モンドリアンとハドスン川派とアンディ・ウォーホール。 ウォーホールは知らなくていい悪い例として出てくるのが素晴しい! パーカーの芸術観はほんと、自分にシンクロします。 他の芸術ネタはバレエと現代舞踏が出て来ます。 親に見捨てられた15歳の少年を スペンサーが教育する感動大作。 ボクサーか探偵助手にでもするつもりかと危惧されるが、 少年が見つけた夢はなよなよしたバレエダンサー! マッチョマンだが優れたジェンダー観を持つスペンサーは、 バレエなんか女のやることだとは言わず、 少年の夢実現の為に陰謀を巡らす! 子供の為に恐喝も殺人もする感動のハードボイルドというか既にノワール! 少女を育てたら変態ロリコンものになるが、 少年を自立させる感動大作である。 身近に手本になる素晴しい大人がいなかったので、 自分は駄目人間になったと嘆いて許されるのは14歳まで! 15になったのなら、自立して素晴しい人間になる努力をすべき。 オススメです。 英語の勉強にと原作を手に取りました。 日本語訳は読んでいませんでしたが。とても良かったです。特に"Too much positive is either scared or stupid or both. Rearity is uncertain. It's like walking down a long corridor with a bunch of doors. You keep trying them to see which one opens. You don't know what's behind the doors, but if you don't open any, you don't get out of corridor."という一文が心に残りました。この本を読みながら【人生】について学んでいるようでした。男女問わず楽しめる作品だと感じました。 別格です スペンサーシリーズの中で、この作品は別格。 ハードボイルドながら心温まる、ホロリとさせる作品です。 |
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